ポケトークW

ポケトークWのメリットデメリット!翻訳言語など特徴を徹底解説

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自動翻訳機(音声翻訳機)シェアNo.1を誇るポケトーク。Wシリーズ(ポケトークW)は2代目となりますが、どのような特徴を持っているのでしょうか。初代ポケトークとの比較も行っています。

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リアル翻訳こんにゃく!? ポケトークWの特徴

ドラえもんの秘密道具「翻訳こんにゃく」に例えられることの多いポケトーク。

ドラえもんの「翻訳こんにゃく」とは、見た目も食感もこんにゃくですが、あらゆる言語を理解できるようになり、話すと自動的に翻訳されるという食べる翻訳機のことですね。

こういう翻訳機が世に出るのはもっと先の未来のことだと思っていましたが、技術の進歩は素晴らしいですね。

 

ポケトークWの主な特徴とはどのようなものなのでしょうか。

まずは簡単な表で確認してみましょう。

名称 ポケトークW
本体画像
発売日 2018年9月7日
対応言語 74言語
グローバル通信対応国 128の国と地域
インターネット接続 必要
翻訳機能 双方向
テキスト表示
操作 物理ボタン、タッチパネル
カメラ翻訳 ×
価格 19,800円(税抜) 29,880円(税抜)(グローバル通信2年付き)

18,000円(税抜) 24,880円(税抜)(グローバル通信なし、Wi-fi環境必要)

販売サイト ポケトークW公式サイト

 

ポケトークは自動翻訳機(音声翻訳機)シェアNo.1

ポケトークは2019年9月時点で、連続22カ月シェア第1位の自動翻訳機(音声翻訳機)です。

ポケトークの累計出荷台数は、初代とWシリーズを合わせて、2019年7月23日時点で50万台を突破しています。

ポケトークを販売するソースネクストでは、、「言葉の壁をなくす」というミッションの実現を目指し、2024年末までに100万台を販売することが目標となっています。

 

ポケトークWを導入する企業や自治体も多く、導入企業は500社以上。

日本経済新聞社 2018年 日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞 日本経済新聞賞、2019年度 グッドデザイン賞など数々の賞を受賞し、多数のメディア掲載実績もあります。

 

>>ポケトークWを導入した企業のコラムはこちら

 

ポケトークWの対応言語(翻訳言語)は74言語!

ポケトークWの対応言語は74言語です。

音声出力がなくて、文字が表示されるだけの言語も中にはありますが、他の翻訳機に比べると対応言語はかなり多いです。

日本語→外国語、外国語→日本語もできますし、外国語→外国語の翻訳も可能です。

>>ポケトークW対応言語一覧はコチラ

 

ポケトークWの翻訳の仕組み

ポケトークWは入力された音声をクラウド上で処理して翻訳をします。

言語ごとに複数の音声翻訳技術の中からクラウド上で最適なものを利用するようになっているので、精度の高い翻訳が可能です。

 

専用グローバルSIMの対応国

ポケトークは内蔵のモバイル通信機能(3G/4G)で、128の国と地域で、設定不要で使えます。

>>内蔵グローバルSIMの対応国一覧はコチラ

 

ポケトークWの翻訳時間・充電時間はどれくらい?

  • 連続待受時間 約240時間(4G LTEエリア)
  • 連続翻訳時間 約7時間
  • 充電時間(通常) 約135分

使用環境によりますが、連続翻訳時間・充電時間の目安は以上のようになっています。

 

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ポケトークWのメリット

  • 対応言語が多い
  • 翻訳精度が高い
  • SIMモデル(SIM内蔵タイプ)を使えば箱から開けるだけですぐ使える
  • 専用グローバルSIMは通信料不要で使い放題

ポケトークWのメリットは、翻訳精度の高さと対応言語の多さ。

 

ポケトークWにはSIMモデル(グローバルSIM内蔵モデル)とWiFiモデル(グローバル通信なしモデル)がありますが、どちらにするか迷った場合は、SIMモデル(グローバルSIM内蔵モデル)を選ぶのがおすすめです。

面倒な設定なく、箱から開けてすぐに使えるタイプなので、安心です。

 

専用グローバルSIMについては、購入の際には料金がかかりますが、通信料はかからず2年間使い放題。

使えば使うほどお得なので、語学学習もはかどります。

 

ポケトークWのデメリット

  • オフライン環境では使えない
  • 文字翻訳機能がない

ポケトークWはインターネット通信を利用して翻訳する翻訳機なので、オフライン環境では使えません。

また、他の翻訳機では、レストランのメニューや街中の看板の文字をカメラで映して翻訳する機能が付いている場合もありますが、ポケトークWにはそのような機能はありません。

 

ポケトークWにはSIMモデルとWiFiモデルがある

引用:ポケトーク公式サイト

ポケトークWには

  • グローバル通信あり(2年付き)のSIMモデル
  • グローバル通信なしのWiFiモデル

の2種類があります。

おすすめは、面倒な設定が不要なSIMモデルです。

どちらにするか迷われる方は下記の記事をご参照ください。

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ポケトークWと翻訳アプリの違い

ポケトークWには、翻訳アプリと異なり、以下のものがついています。

  • 人混みでも人の声が認識しやすいノイズキャンセル機能搭載の内蔵デュアルマイク
  • 騒がしい場所でも使える内蔵ダイナミックスピーカー

海外旅行で使用する際は、空港やレストランなど人が多い場所で使う機会も多いかと思います。

騒がしい場所でも安心して使えるのは便利ですね。

 

また、ポケトークWはスマホと異なり、翻訳機能に特化していることから、以下の点でも違いがあります。

  • バッテリーの持ち時間が長い
  • 起動が速い
  • 操作が簡単
  • スマートフォンを他人に利用させる心理的負担がない

 

翻訳アプリの場合は、スマホの性能に依存していて、他の用途にもスマホをガンガン使っていると、バッテリーの持ちがどうしても気になります。

また、会話をする場合は、プライバシーの塊であるスマホを相手に差し出すことになるので、心理的負担になる場合もあると思います。

特にiPhoneは、海外では盗難被害に遭いやすいので、翻訳に使わない場合であっても要注意です。

 

ポケトーク(初代)と新型ポケトークWの比較表

初代ポケトークとポケトークWの性能の違いを表にしてまとめてみました。

特にいいなと思うところは、赤い太字にしています。

ポケトーク(初代) ポケトークW(2代目)
外観(画像)
発売日 2017年12月 2018年9月
価格(公式サイト) 24800円

29800円(専用グローバルSIM2年付き)

19,800円(税抜) 29,880円(税抜)(グローバル通信2年付き)

18,000円(税抜) 24,880円(税抜)(グローバル通信なし)

カラー(色) ホワイト、ブラック ホワイト、ブラック、ゴールド、レッド、ピンクゴールド
対応言語 63言語 74言語
ディスプレイ 1.3インチ、320×320ピクセル 2.4インチ、320x240 ピクセル
タッチパネル ×
スピーカー 0.8W x 1 1.5W x 2
通信方式 3G : W-CDMA 3G : W-CDMA

4G : FDD-LTE

会話の履歴 20件まで保存可能 本体には1万件、クラウド上のPOCKETALKセンターには無制限で保存可能
連続待受時間 約5日間 約240時間(4G LTEエリア)
連続翻訳時間 約6時間 約7時間
本体サイズ 110×60×16mm 110mm × 59.8mm × 15.8 mm
重量 約90グラム 約100グラム
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表をざっと見るだけでも、全体的に性能が向上しているのが分かりますね。

ポケトーク本体のサイズや重量は、ほとんど変わってない模様。

赤い太字部分については次の項目で詳しく解説していきます。

 

その他で、大きく変わったなと思うのは、会話の履歴の保存可能件数。

初代ポケトークだと20件まで保存可能となっていましたが、ポケトークWだと本体だけで見ても1万件!

大幅に保存可能件数が増加しています。

 

しかも「POCKETALKセンター」を利用すれば、会話履歴が無限に保存可能。

翻訳結果をプロジェクターに投影したり、パソコンやタブレットに表示させるという使い方もできます。

 

「POCKETALKセンター」の使い方・登録方法については下の動画をご覧ください。

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POCKETALK(ポケトーク)公式が明らかにした改善点10

POCKETALK(ポケトーク)にはTwitterで公式アカウントがあり、ポケトークWが発売されるにあたって、初代ポケトークからの改善点を10個発表しています。

  1. 画面サイズが3.2倍
  2. タッチパネル式
  3. 翻訳ボタンで簡単操作
  4. デュアルスピーカーで騒音に更に強くなった
  5. 通信は完全に内蔵
  6. 翻訳スピードが約7.5倍アップ!
  7. 翻訳する文と翻訳結果を同時に画面表示されるようになった
  8. 主要言語のアクセントの違いにも対応
  9. 音声で言語を選択できるようになった
  10. 翻訳精度が向上された(特にアジア言語)

上記の表と重なるところが多いですが、1つ1つ紹介していきます。

 

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い1:画面サイズが3.2倍

初代ポケトークは丸型で1.3インチの小さなディスプレイで、文字も小さめでした。

 

これに対し新型のポケトークWは、角型の2.4インチディスプレイになって大型化。

画面が見やすくなって、翻訳結果や翻訳履歴の確認がしやすくなりました。

 

ポケトークWでは、文字の大きさも「小、標準、大、最大」と4段階で調節できるようになっています。

 

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い2:タッチパネル式

初代ポケトークはタッチパネルではなく、画面下にある矢印キー(上下左右)と中央の〇ボタン(決定ボタン)の操作で行っていました。

 

ポケトークWではタッチパネルになり、スマートフォンのように感覚的に操作できるようになりました。

例えば、翻訳結果は画面を上下にスワイプすれば、長い文章や過去の翻訳結果などがスライドされて読めるようになります。

 

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い3:翻訳ボタンで簡単操作

初代ポケトークの場合、翻訳したい時にはセンサーボタンを1回押すだけで、無音時間を自動検知し、翻訳結果を出してくれていました。

操作自体は非常に簡単。

しかし、文章を認識できる時間が短く、長文の翻訳には向かないとされていました。

 

ポケトークWの翻訳は、本体の下の方にある物理ボタンを操作することで使うことができます。

ボタンを押している間は文章を認識してくれるので、長文の翻訳も可能になりました。

 

ポケトークWの使い方は簡単。

  1. 話す言語が表示された方のの物理ボタンを押します。
  2. 物理ボタンを押している間に、話します。
  3. 物理ボタンを離すと、翻訳結果が出ます。

要はボタンを押している間に、話すだけです。

 

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い4:デュアルスピーカーで騒音に強くなった

ポケトークを使いたい場所というのは、人通りが多い場所だったり騒がしい場所だったりするもの。

ポケトークWでは、1.5W×2基のデュアルスピーカーがポケトーク本体の上下につく形となり、大きな音量が出せるようになって聞き取りやすくなりました。

音量もスマホのようにスライド式で、調節可能です。

 

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い5:通信は完全に内蔵

初代ポケトークの場合、使い始めるには本体の電源を入れてからWifi設定をするか、SIMカードをポケトーク本体に挿入して初期設定を行う必要がありました。

やり方さえ分れば難しいものではないですが、少々面倒な作業が必要でした。

 

ポケトークWの場合は、SIMが最初から内蔵されているので(グローバル通信2年付きで購入の場合)、箱から開けて本体の電源を入れれば、すぐに使えます。

SIMカードを入れる手間や設定の煩わしさがなくなり、より使いやすくなっています。

 

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い6:翻訳スピードが約7.5倍アップ!

ポケトークWでは4Gに対応し、翻訳スピードが最大約7.5倍向上しました。

・Wi-Fi接続時、翻訳スピード平均7.4倍アップ
・モバイルデータ通信時、平均2.5倍アップ

 

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い7:翻訳する文と翻訳結果を同時に画面表示されるようになった

ポケトークWでは、翻訳する文(自分が話した文)と、その翻訳結果が、同時に画面表示されるようになりました。

これなら、自分が話した言葉がきちんとポケトークに認識されたのか確認することができて、安心ですね。

また、音声で翻訳結果を聞き逃してしまった場合でも、画面上に映し出されている翻訳結果を見れば大丈夫です。

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い8:主要言語のアクセントの違いにも対応

ポケトークWは従来の63言語から74言語へ対応言語が増えました。

インド英語やオーストラリア英語など、同一言語の異なるアクセントにも対応しています。

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い9:音声で言語を選択できるようになった

初代ポケトークでも63言語に対応していましたが、63もの言語の中から必要な言語を探して選択するのは大変でした。

 

ポケトークWでは、「ドイツ語」「イタリア語」と音声で指示することによって言語を選択することができ、このような煩わしさがなくなりました。

新型ポケトークWだと、音声&テキスト:55言語対応、テキストのみ:20言語対応でさらに数が増えるので、このような改善は有難いですね。

初代ポケトークと新型ポケトークWとの違い10:翻訳精度が向上された(特にアジア言語)

初代ポケトークでは、残念ながらタイ語などのアジア圏の翻訳精度の評判はいまいちでした。

ポケトークWでは、検索エンジンの追加や、エンジンの組み合わせを見直し、特にアジア言語の翻訳精度を向上させています。

 

初代ポケトークと新型ポケトークW、どちらを買うべき?

POCKETALK(ポケトーク)公式サイトを見てみると、価格の差はたった80円。

古い型はもっと安くなっていると思っていたので、これは意外でした。

時期によっては家電量販店など、初代ポケトークが公式サイト以外で安売りされていることもあります。

 

しかしこれまで見てきたように、初代と比較すると画面の見やすさや操作性の向上など、かなりのレベルでポケトークWは改善されています。

しかも特にタイ語などのアジア言語に関しては、翻訳精度も大幅に改善されています。

なので初代ポケトークが安売りされている場合であっても、よほどのことがない限り、新型のポケトークWを選ぶのがよいのではないでしょうか。

外国語を使うことに不安があるからポケトークを使うのだと思うので、やはり使いやすくて翻訳精度も安心できる方をおすすめしたいと思います。

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