この記事では自動翻訳機(音声翻訳機)として人気のあるポケトークWとMayumi3(マユミスリー)の特徴と違いについて、徹底比較しています。それぞれ異なった特徴があるので、どちらがより自分に合った翻訳機なのか、検討に役立てていただければ幸いです。
注意ポイント
ポケトークSが12/6(金)に新発売!!
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ポケトークWとMayumi3の特徴とそれぞれの違い
ポケトークWとMayumi3の特徴について、まずは簡単な表で確認していきます。
名称 | ポケトークW | Mayumi3 |
本体画像 | ||
対応言語 | 74言語 | 86言語(オフラインは8言語) |
インターネット接続 | 必要 | オフライン翻訳も一部可 |
グローバルSIM対応国 | 128の国と地域 | 87ヶ国 |
グローバルSIMの通信料 | 不要(販売元のソースネクストが負担) | チャージ手続が必要 |
翻訳機能 | 双方向 | 双方向 |
テキスト表示 | 〇 | 〇 |
画像翻訳 | × | 〇 |
操作 | 物理ボタン、タッチパネル | 物理ボタン、タッチパネル |
SIM | 専用SIMのみ | SIMロックフリー |
価格 | 19,800円(税抜)(グローバル通信2年付き)
18,000円(税抜)(グローバル通信なし、Wi-fi環境が必要) |
29,800円(税抜)(グローバルデータSIM付き)
32,780円(税抜)(グローバルデータSIM付き+延長保証3年) |
販売サイト | ポケトークW公式サイト | Amazon 楽天市場 |
ポケトークWとMayumi3はこんな方におすすめ
ポケトークWとMayumi3はそれぞれこんな方にお勧めです。
どちらがより自分に当てはまるかチェックしてみましょう。
ポケトークWはこんな方におすすめ
- 購入したら面倒な設定やチャージの手続をせずに、すぐ使いたい
- 双方向で会話ができれば十分
- 翻訳開始時にエラーになっていないか確認する方法がある方がよい
Mayumi3はこんな方におすすめ
- より幅広い言語で対応したい
- オフライン翻訳も利用したい
- 画像翻訳やグループ翻訳など色々な機能が欲しい
ポケトークWとMayumi3のデメリット
ポケトークWとMayumi3のデメリットとしては以下のものが挙げられます。
購入前には念のためチェックしておきましょう。
ポケトークWのデメリット
- 通信環境の無い所では使用できない
- 画像翻訳や、グループ翻訳などの機能がない
- 専用SIM以外のSIMは利用できない
Mayumi3のデメリット
- チャージ手続をしなければいけない分、ポケトークより費用がかかる可能性がある
- 翻訳開始時に音が鳴らないので、ちゃんと翻訳できているか分かりづらい
- 電池の減りが早いという口コミが多い
ポケトークWの特徴について更に詳しく知りたい方は、下記の関連記事をご参照ください。
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ポケトークWとMayumi3の違いを徹底比較
対応言語としては、ポケトークWが74言語、Mayumi3は86言語と、Mayumi3の方が多いです。
しかしどちらも対応言語が多いので、これ自体が選択の決め手になることはあまりないのではないでしょうか。
Mayumi3には、画像翻訳やグループ翻訳機能などがあり、これはポケトークWにない強みだと思います。
ポケトークWにはないMayumi3のOCR翻訳・カメラ翻訳とは
OCR翻訳機能とは、カメラで写した写真のテキストをOCR(光学文字認識)技術で読み取り瞬時に画面上で翻訳することができる機能です。
カメラ翻訳機能とは、カメラで写した原文をテキストへ変換し、翻訳することが可能です。テキスト化された文章は原文も翻訳も音声で読み上げることもできる機能です。
この2つの機能については、Mayumi3の公式が以下の動画で説明しています。
動画の前半はカメラ翻訳、後半はOCR翻訳が使用されています。
Mayumi3のグループ翻訳機能とは
Mayumi3ののグループ翻訳機能も、ポケトークWにはない機能です。
これは、Mayumi3またはMayumillの翻訳機を持っている人同士で遠隔地での会話ができる機能です。
85言語で翻訳しながら会話ができるので多国籍企業での電話会議などにも利用できます。
最大500人まで、グループ翻訳通話に参加することができます。
これらの機能を使いたいということであれば、ポケトークWよりもMayumi3の方がおすすめです。
Mayumi3のグローバルデータSIMカードはチャージが必要
Mayumi3はグローバルデータSIM付きで販売されており、このSIMカードを使用してオンライン翻訳をすることができます。
このSIMカードは一度購入すると半永久的に使えるというところが便利です。
ポケトークWだと、2年ごとに延長手続きをするか(SIM内蔵タイプの場合)、新しく専用SIMカードを購入する必要がありますからね。
しかし、MayumiグローバルデータSIMカードは、アクティベーション(開通作業)が必要です。
その手順については、Mayumi3を販売しているさくらモール内の日本語版設定マニュアルがあるので、こちらをご確認ください。
それによると、データプランによって金額が変わりますが、事前にチャージをしないとインターネット接続をすることができません。
Mayumi3購入時には、あらかじめ7ユーロ分チャージされており、約9時間程度(約450MB)利用することができます。
Mayumi3を頻繁に使う方であれば、本体購入費用などの初期費用以外に、このようなランニングコストが予想以上にかかってしまうかもしれません。
価格で比較する際は、チャージ手続によるランニングコストも忘れず考慮に入れておきましょう。
Mayumi3はSIMカードの設定が難しいのと声多数
Mayumi3のレビューを見てみると、Wifi設定は簡単にできたが、SIMカードの設定が難しいという声が多数見られました。
Mayumi3はポケトークWよりもたくさんの機能があり便利に見えますが、通信の設定に自信のない方にはややハードルが高いかもしれません。
個人的にはポケトークWの方がおすすめ
個人的には、チャージ手続不要でグローバルSIMが2年間使い放題のポケトークWの方がおすすめです。
ポケトークWは、グローバル通信付きのモデルを購入すると、簡単な初期設定をするだけで使えるようになります。
その手順については、こちらの動画で説明しています。
ポケトークWはSIM付きだと2年後に更新手続が必要となりますが、2年間はチャージや追加の料金を気にせずに使い続けることができます。
確かに、ポケトークWのSIM付き本体価格を見るとMayumi3より安いとは言えません。
しかし、グローバルSIM付きモデルだと2年間使い放題で、追加料金は発生しないのでトータルコストで言うとポケトークWの方が安くなる可能性が高いです。
ポケトークWのグローバル通信付きモデルとグローバル通信なしモデルの違いについては、こちらの関連記事をご参照ください。
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ポケトークWとMayumi3の比較まとめ
ポケトークWとMayumi3を比較し、メリット・デメリットについて書いてみました。Mayumi3の方が対応言語が多く、機能も豊富ですが、SIMカードがチャージ式になっているので、そこをどうとらえるかによると思います。個人的には、割高になっても高機能を求めるならMayumi3、分かりやすさ・手軽さを求めるならポケトークWがおすすめです。