自動翻訳機(音声翻訳機)には、インターネットに接続して翻訳するオンライン翻訳と、インターネット接続が不要なオフライン翻訳があります。
この記事では、オフライン翻訳に限定して、おすすめの自動翻訳機を紹介します。
一方向・双方向の翻訳機の両方を紹介していますが、双方向の翻訳機が良い場合は、ili(イリー)を除いて考えていただければと思います。
自動翻訳機のオフライン翻訳のメリット・デメリット
オフライン翻訳にもメリット・デメリットはあります。
オフライン翻訳ができることをメインに考える場合は、以下のメリット・デメリットを把握してから、購入やレンタルを検討しましょう。
オフライン翻訳のメリット
オフライン翻訳のメリットは、インターネットが使えない状況でも翻訳ができるという点にあります。
場面がある程度限定されているとはいえ、言葉の壁がある中で翻訳ができない時があると何となく不安なものです。
オフライン翻訳であれば、ネット環境に左右されず、いつでも翻訳をすることができるので、オンライン翻訳に比べてその点は安心です。
ココに注意
※オフライン翻訳ができる翻訳機であっても、飛行機の中では電源を切るように説明書で指示されている機器もあるので、ご注意ください。
オフライン翻訳のデメリット
一般的に、オフライン翻訳はオンライン翻訳と比べて、翻訳精度が低いと言われることが多いです。
オンライン翻訳もオフライン翻訳もどちらもできる自動翻訳機はいくつかありますが、同じ機器でもオフライン翻訳の方は精度が悪くて使い物にならないとレビューされていることが多いです。
インターネット接続を気にせずにいつでも使えるのが強みのオフライン翻訳ですが、精度の面で安心できない点もあるということは注意しておいた方が良いでしょう。
自動翻訳機オフライン翻訳おすすめランキング【2024年最新】はコチラ!
上記のメリット・デメリットを踏まえたうえで、自動翻訳機のオフライン翻訳の中でおすすめできるものをランキング形式で紹介します。
【1位】arrows hello(アローズハロー)
―
arrows hello(アローズハロー)は、SIMカードがなく通信はWi-Fiでする翻訳機です。
オンラインで28言語、オフラインで3言語対応。
オフライン翻訳の対応言語は少なめですが、その分精度・評判は比較的良好。
カメラ翻訳も3言語オフラインで使えるのが嬉しいところです。
ただ、説明書を読むと航空機内では端末の電源を切るように指示されていますので、注意が必要です。
【オフライン対応言語】
オフライン翻訳 : 日本語、英語、中国語(簡体字)
カメラ翻訳 : 日本語、英語、中国語(簡体字)
オフライン翻訳についての口コミ
- 一番驚いたのはオフラインでの翻訳です。オンラインの翻訳には、長文や固有名詞の精度で少し劣りますが、海外旅行程度の会話なら充分だと思います。
他メーカーの機種だと、日本語の認識率が4割から5割くらいで使い物になりませんでしたが、アローズ翻訳機はオンラインで9割、オフラインでも8割くらいは認識するので実用的です。 - オフラインで使えるのはメリットです。しかし、こちらが正確に訳せる話し方をしないとちゃんとした訳になりません。
【2位】ili(イリー)
―
ili(イリー)は、オフライン翻訳機能のみのシンプルな翻訳機です。
インターネット通信が不要なので、飛行機の中でも安心して使えます。
海外旅行に特化した翻訳機なので、海外旅行に使う場合は十分な翻訳精度が期待できます。
他の翻訳機と異なり、一方向のコミュニケーションとなる点が難点ですが、飛行機の中でも使えるという点を評価しました。
【オフライン対応言語】
オフライン翻訳 : (入力言語)日本語 → (出力言語)英語、中国語、韓国語
オフライン翻訳についての口コミ
- 翻訳能力は簡単なフレーズでなければ正確にはできない。あくまでも初歩的な補助デバイスとしてなら利用価値がある。
- 小型軽量で使い易いし、持ち運びにも大変便利ですが、野球を野牛と聞きとりbisonと翻訳するなど聞きとり違いが非常に多いのでその都度誤訳がないか確認が必要で信用できない。
- 電池の残量がわからないので不安。かばんに入れておくと、いつのまにかONになっていて電池を消耗してしまうことがあった。
【3位】レランダ ミニトーク T11
―
レランダミニトークT11は、2024年1月8日に発売された翻訳機です。
オフライン翻訳は8言語対応です。
オンラインでは106言語対応、写真翻訳は46言語対応と、対応言語は翻訳機の中でもトップクラス。
新しい翻訳機なだけあって、高評価なレビューが多いです。
ただ、オフライン翻訳に関してはまだまだ口コミの数が少ないので、3位にしました。
口コミの数が集まれば1位になる可能性もある、期待の持てる翻訳機です。
【オフライン対応言語】
オフライン翻訳 : 日本語、中国語、英語、韓国語、フランス語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語
オフライン翻訳についての口コミ
- オンライン翻訳と同じように使えますし、正直これが欲しかった感は満載です、全面に出したいくらいです。
- オンラインでもオフラインでも基本機械翻訳なので翻訳精度という意味では大差は無いと思います。
【4位】KAZUNA eTalk5
―
KAZUNA eTalk5は、日本語と7言語でオフライン双方翻訳ができます。
ただ、説明書を読むと航空機内では端末の電源を切るように指示されているので、注意が必要です。
オフライン翻訳の評判としては、日本語認識能力が落ち、単語の翻訳程度にしか使えないという声が散見されます。
オンライン翻訳の方では73言語対応で、カメラ翻訳も付いている点が魅力的です。
オフライン翻訳はあくまで補助的な機能と考えるのが良さそうです。
【オフライン対応言語】
翻訳元 | 翻訳先 |
---|---|
日本語 | 英語、中国語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語 |
英語 | 日本語、中国語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語 |
中国語 | 日本語、英語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語 |
韓国語 | 日本語、英語、中国語 |
スペイン語 | 日本語、英語、中国語 |
フランス語 | 日本語、英語、中国語 |
ドイツ語 | 日本語、英語、中国語 |
ロシア語 | 日本語、英語、中国語 |
オフライン翻訳についての口コミ
- オンライン翻訳にくらべると音声認識能力が劣るので、あやまって認識/翻訳されやすくなります。
- オフライン翻訳は単語の翻訳にしか使えません。
- オフラインも、日本語の読み取りが厳しく使えない感じが 4Gオンライン時の8割減の2割くらいしか使えない感じです。
【5位】Mayumi3(マユミスリー)
―
Mayumi3(マユミスリー)は、オフラインは8言語に対応しています。
オンラインの方では86言語対応で、カメラ翻訳も付いている多機能の翻訳機です。
オンラインの方も考慮すれば、かなり高評価できる翻訳機だと思います。
ただ、翻訳元の日本語の認識に苦戦されている方が多く、そもそも日本語の認識ができなければ正しい翻訳もできないので、その点で評価は厳しくなるかなと思います。
【オフライン対応言語】
オフライン翻訳 : 日本語、中国語、英語、韓国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語
オフライン翻訳についての口コミ
- オフラインでは確かに精度は落ちます。実は日本語の聞き取り精度がガタ落ちになります。
- オフラインでも入力する日本語が正確なら英文もOKです。
- まず音声認識がほとんど不正確。簡単で短い文のみ認識できる。
従って、入力した日本語音声の認識が間違っているので、正しく英語に翻訳できるわけがない。