この記事では自動翻訳機(音声翻訳機)のKAZUNA eTalk5とili(イリー)について比較しています。翻訳機を購入したいけれども、どれにするか迷っている方の参考になれば幸いです。
KAZUNA eTalk5とili(イリー)の特徴とそれぞれの違い
KAZUNA eTalk5とili(イリー)の特徴について、まずは簡単な表で確認していきます。
名称 | KAZUNA eTalk5 | ili(イリー) |
本体画像 | ||
対応言語 | 73言語 | 3言語(日本語から、英語・中国語・韓国語) |
インターネット接続 | オフラインでも一部使用可 | 不要 |
翻訳機能 | 双方向 | 一方向 |
テキスト表示 | 〇 | × |
グローバルSIMの通信料 | チャージ手続きが必要 | オフラインなので不要 |
操作 | 物理ボタン、タッチパネル | 物理ボタン |
価格 | 32,868円(税込)(グローバル通信2年付き)
27,368円(税込)(グローバル通信なし、Wi-fi環境必要) |
19,800円(税抜) |
販売サイト | KAZUNA eTalk5公式サイト | Amazon 楽天市場 |
KAZUNA eTalk5とili(イリー)はこんな方におすすめ
KAZUNA eTalk5とili(イリー)はそれぞれこんな方にお勧めです。
どちらがより自分に当てはまるかチェックしてみましょう。
KAZUNA eTalk5はこんな方におすすめ
- 言語が通じない相手と「双方向」で会話がしたい
- 数多くの言語に対応する必要がある
- 海外旅行に限らず、様々なシチュエーションに対応したい
- 話している言葉がちゃんと認識されているか画面上の文字で確認したい
- 撮って翻訳、チャット翻訳など様々な機能を使いたい
ili(イリー)はこんな方におすすめ
- できる限り安価で自動翻訳機を入手したい
- 多機能よりもシンプルさ・使いやすさを重視したい
- 自分の意思を相手に伝えられれば十分(一方向の翻訳)
- 日本語から英語・中国語・韓国語への翻訳に対応できれば十分
- 海外旅行以外に翻訳機を使う予定がない
KAZUNA eTalk5とili(イリー)のデメリット
KAZUNA eTalk5とili(イリー)のデメリットとしては以下のものが挙げられます。
購入前には念のためチェックしておきましょう。
KAZUNA eTalk5ののデメリット
- ili(イリー)に比べると価格が高い
- グローバルSIMを使用する場合はチャージ手続が必要
- オフライン翻訳の精度(評判)があまり良くない
ili(イリー)のデメリット
- 対応言語が少なく、一方向でのコミュニケーションしかできない
- 医療やビジネスシーンなどでの利用や長文翻訳には向かない
- KAZUNA eTalk5の撮って翻訳、チャット翻訳などに対応する機能がない
KAZUNA eTalk5の方が多機能
KAZUNA eTalk5とili(イリー)の違いは、KAZUNA eTalk5の方が高価だけれども多機能という点にあります。
例えば、KAZUNA eTalk5には音声翻訳機能だけでなく、撮って翻訳、チャット翻訳などの機能があります。
- 撮って翻訳・・・外国語のメニューなどを撮影すると、訳したい場所を選択するだけで翻訳結果が表れる機能
- チャット翻訳・・・KAZUNA eTalk5を持っている者同士で、離れていても複数人と会話をすることができる機能
撮って翻訳の対応言語は、日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語です。
外国語のメニューや看板、その他文書など、文字の翻訳機能も欲しいという方にはKAZUNA eTalk5の方がおすすめです。
ili(イリー)に比べると価格が高めですが、それに見合うだけの機能は備えていると思います。
しゃべって翻訳(音声翻訳機能)についても、翻訳結果が音声だけでなく、画面上で文字でも表示されるので、言った言葉がちゃんと認識されているか確認できるという安心感があります。
一部の言語についてはオフライン翻訳もできますが、あまり評判は良くないのでこちらについてはあまり期待しない方が良さそうです。
シンプルさを追求したのがili(イリー)
これに対し、余分な機能を徹底的に削り、ネット接続・面倒な設定も不要としたのが、ili(イリー)です。
ili(イリー)の特徴としては以下の4点にまとめられます。
- インターネット接続不要
- 一方向翻訳機
- 3つの言語に対応(日本語 → 英語、中国語、韓国語)
- 海外旅行に特化
インターネット接続を必要とする翻訳機が多い中、ili(イリー)はインターネット接続が不要と言うのが大きな特徴です。
インターネット接続が不要なため、翻訳スピードも速いのが魅力です。
他の翻訳機のオフライン翻訳は、精度が悪くて使えないという評判が多いですが、ili(イリー)に関しては評判はなかなか良いようです。
ただ、海外旅行に特化しているので、医療やビジネスなど海外旅行以外のシーンでの利用は苦手とされています。
ili(イリー)が一方向翻訳機なのは、双方向にするとかえってユーザーが使いこなせず、かえって満足度が下がるという実証実験を踏まえてそのように開発されたようです。
シンプルさを追求したili(イリー)。
機能が少ない分、翻訳機の中では価格も比較的安いです。
ili(イリー)の機能で十分満足できるという方であれば、5000円~1万円ほど高いKAZUNA eTalk5よりもili(イリー)を選ばれる方が経済的です。
どちらを選ぶかは何を重視するかによる
KAZUNA eTalk5とili(イリー)のどちらを選ぶかは、価格と機能の多さのどちらを重視するかによると思います。
ili(イリー)の機能や対応言語を確認して、これで十分と思えばili(イリー)、物足りないと感じたらKAZUNA eTalk5という選び方にすればよいと思います。
KAZUNA eTalk5とili(イリー)の比較まとめ
KAZUNA eTalk5とili(イリー)を比較し、メリット・デメリットについて書いてみました。個人的には、海外旅行の場合であっても看板やメニューが分からないと不安ということがあるので、KAZUNA eTalk5の撮って翻訳機能があると安心だなと思います。