ソースネクストから発売されている自動翻訳機ポケトーク。SIMを利用している場合は2年後の延長・更新についてどうやっていけばよいのか気になりますね。また、SIMの延長・更新が必要なのは、いつから2年後なのでしょうか。
▼ポケトークSのSIM更新・延長手続きについてはコチラ▼
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ポケトークSは2年後どうすべき?更新料金や延長手続きについて解説
ポケトークSはグローバル通信付きモデルで購入した場合、2年の有効期限があるSIMが内蔵されています。また、専用グローバルSIMカードも2年間の有効期限があります。ポケトークSを利用し続ける場合は2年後 ...
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ポケトークWのグローバル通信(2年)の期限が切れたらどうすればよい?
ポケトークWには「グローバル通信2年付き」と「グローバル通信なし」の2種類が販売されているので、それぞれの場合に分けて説明します。
グローバル通信2年付き(SIM内蔵モデル)の場合
ポケトークWをグローバル通信2年付きで購入した場合は、eSIMが既にポケトークの中に内蔵されており、自分でSIMを装着する必要がありません。
SIMカードスロットにはSIMが入っていない状態になりますが、これとは別にSIMが本体に内蔵されている形になるのでこれが正常な状態です。
箱から出してすぐ使えるタイプのモデルになるので、購入の際はこちらがおすすめですね。
延長・更新の価格については、1年間5,000円又は2週間3,000円となっています。
支払い方法は、クレジットカード又はプリペイドカード(家電量販店などで販売予定)。
手続方法は、ポケトーク本体のメニューからできるように今後アップデートされる予定です。
グローバル通信なし(SIM別売りモデル)の場合 - 新しいSIMカードを追加購入して差し替え・交換する
こちらはポケトークWの本体にグローバル通信が付いていません。
しかし、このタイプでも本体側面にSIMスロットがついているので、後からカード型専用グローバルSIMを入れて利用することで、SIM内蔵モデルと同じように使うことができます。
カード型専用グローバルSIMは、ポケトーク公式サイトで購入でき、2年間使い放題で1万円(税抜)で販売されています。
延長・更新については、新たにカード型専用グローバルSIMを追加して購入すればOK。
つまり、SIMを差し替え・交換すればよいのです。
SIM内蔵モデルの延長・更新方法がまだ明らかになっていない現在、こちらの方が延長・更新方法が分かりやすくて安心かもしれませんね。
ちなみに初代ポケトークの場合も、SIMスロットにSIMカードをセットして利用するタイプの機器になるので、こちらの更新・延長も、新しい専用グローバルSIMを追加購入して、利用継続することになります。
海外のSIMカードは使用できる?
ポケトークWを販売しているソースネクストのヘルプページによると、以下の条件のnano-SIMカードが利用できるようです。
高速無線通信の規格と周波数帯
(1)W-CDMA:Band1,Band2,Band5,Band6,Band19
(2)FDD-LTE:Band1,Band2,Band8,Band19,Band28b
ただし、ポケトーク専用グローバルSIMカード以外はサポートの対象外となるので、利用する際は注意が必要です。
グローバル通信2年付き(SIM内蔵モデル)でもnano-SIMが使える?
グローバル通信2年付き(SIM内蔵モデル)は、端末内に設定済みのSIMカードが内蔵されているので、特に設定が必要なく使えるのが魅力のモデルです。
ただ、SIM内蔵モデルのポケトークWでも本体側面にはSIMスロットがついているので、こちらにSIMカード(nano-SIM)を入れることも可能です。
それでは内蔵グローバルSIMとnano-SIMはどちらの通信が優先されるのでしょうか?
これについては、ポケトークWの画面上の操作で、利用するSIMを選択できることになっています。
<SIMの選択方法>
1.画面左上の設定ボタンをタップします。
2.左上の「データ通信」をタップします。
3.使用するSIMを選択します。
ポケトークWのSIMの2年という期限はいつから起算される?
内蔵型のSIMであっても、後から入れるタイプのSIMであっても、どちらも利用期限は2年間ですね。
その2年というのはいつから起算されるのでしょうか。
それぞれの場合に分けて説明します。
グローバル通信2年付き(SIM内蔵モデル)の場合
SIM内蔵モデルの場合、2年の期限の起算点は、本体の電源を入れた日からになります。
グローバル通信なし(SIM別売りモデル)の場合
2年の期限の起算点は、SIMカードをポケトークに挿入して通信が発生した日からになります。
ポケトークを購入してみたものの、まだ当分利用する予定がないという場合は、すぐにはSIMカードを入れずにWi-fiだけで利用していくのがよいかもしれません。
グローバル通信はどこで使えるの?
ポケトークWに内蔵されている専用グローバルSIMは、133の国と地域で利用することができます。
海外でポケトークWを利用することを考えている人は、使う予定の国・地域が対応国になっているか、事前にチェックしておくことをお勧めします。
なお、グローバルSIMの対象国であっても、山間部や離島、海沿い等地域によってはSIM通信ができない場所もあるようです。
公式サイトによると、2018年8月に実際にポケトークが利用された国(通信量分布)について、
1位 中華人民共和国 17.32%
2位 米国 16.96%
3位 タイ 13.68%
4位 台湾 6.24%
5位 ベトナム 5.09%
という結果になっていました。
約半数弱の割合で、中国、アメリカ、タイの3つの国で利用されていることが分かります。
海外で専用グローバルSIMが使用できない場合はどうすればよい?
ポケトークの口コミを調べていると、対応国のはずなのに、海外で専用グローバルSIMが使えなかったという報告をちらほら見かけます。
これについては、端末を再起動するとうまくいくこともあるようです。
また、「設定」画面から「データ通信」のON/OFFを切り替えることで改善する場合もあるようです。
スマートフォンがある場合は、テザリング機能を使うことでポケトークを利用することもできます(通信料金に注意)。
ポケトークWのSIM延長・更新のまとめ
SIM内蔵モデルの方については、まだ具体的な延長・更新手順が明らかになっていないので、早めに発表されることを期待して待ちたいですね。
SIM内蔵モデルで購入した場合であっても、ポケトークWを操作することによって使用するSIMを選択することができるので、カード型専用グローバルSIMも使えます。
SIM内蔵モデルとSIM別売りモデルでは、2年間の利用開始日の起算点が少し変わってくるので、利用を開始する際は日にちに注意してください。